1年が経ち

久しぶりの更新。

昼間にふと、今日で転職して1年ということに気づき、振り返ってみようかなと。

去年の4月末に新卒から5年務めた会社を辞め、6月から今の会社に転職した。

始めの衝撃は入社直後。


まず周りがおじさんばっかり。
前の会社では中堅くらいだった自分がまさかの最年少。
そしてメンターポジションの同い年の人がコミュ障。
教えるという行為が壊滅的に下手。
みんな仕事の進め方がものすごく乱暴。

このあたりが結構衝撃的だったのもあって、本当にやっていけるのかと不安になった。

でも、時間が経てば慣れるし、周りと同じように毎日過ごせると思ってた。

前の会社でそれなり重要なポジションだったという自負もあったし、プライドもあったから、とりあえず必死に毎日頑張った。


そして入社から半月程のときに、部署全体の会合があった。


さすが業界最大手という感じで、それはもう盛大だった。

場所も一流、出し物も本物志向。

自分の一番嫌いな世界が広がっていた。


漫画とかドラマでよくあるような、権力もったおっさんを綺麗な若い女性たちが囲んでいて、周りの人間が必至にヨイショするみたいな汚い世界。

今の会社のイメージは世間的にはあまり良いとは言えなくて(もちろんすごい仕事をしている立派な会社なんだけど、裏側がとても汚いというか))

入社にあたって、それなりの覚悟をもって臨んだつもりだったけど、入社直後の衝撃と、このイベントで完全に心が折れてしまったんだと思う。

1年たった今でも、あのときのすごく嫌な気持ちをはっきりと覚えている。

それくらい衝撃的だった。

それでも3ヶ月も経てば何かが分かるだろうと思って耐えた。

実際、メンターに放置されて全然仕事がなく、自ら仕事が無いか聞いて回って毎日過ごしてた。

そして、少し違う分野の案件にも手を挙げてみたりした。

これが本当に失敗だった。


その案件は少し趣味に通じるところもあって、業務的には全くの未経験だったけど、それを経験することで成長できるのではと思った。

一番まずかったのは、その案件でペアを組んだ先輩。

その人は社内からもクライアントからもサイコパスと言われる人だった。

まさに仕事の進め方の乱暴さとか、教え方の下手さとか、会社に対して苦手に感じていた要素を凝縮したような人だった。

その案件に関わってから身体に色々な異変が出始めた。

明らかに様子がおかしくなって、さすがにチームの人から心配されるくらいにはやられてた。(コミュ障メンターは今も全く気付いてない)

会う人会う人に心配され、大丈夫と返す余裕もないくらいにはすり減ってた。

辞めようと思った。


その時は年内持たないと思ってたし、まさかこの会社で年越すとは思わなかった。

そのうち会社でよくあるストレスチェックがあり、ためしに正直に回答してみると抑うつ状態という診断がでて、産業医面談になった。

前職ではストレスで胃腸炎に何回もなっても辞めようと思わなかったし、食らいついていけた自分が、まさか産業医面談なんてものにお世話になるなんて。

なんだか少し笑えて来た。


そんなこともあり、1週間休みを貰うことになった。

1週間休んだことでギリギリの状態は脱し、また毎日が始まった。

ギリギリの状態は脱したけど、やはり入社当初から苦手に感じていた部分はそのままで(会社の文化だから当たり前だけど)、毎日会社に行くだけで気持ちは擦り減っていった。

年内で辞めようと思った。


ただそんな中で年末に向け仕事は忙しくなり、メンターの人が連休取った分の仕事を投げられて、それを必死に回しているうちに年末になった。

ちょっとハイになってたから若干平気だった。

年末休暇に入ってすぐに体調を崩した。


そしてそのまま年始まで治らず寝たきりで過ごした。年末の無理が祟ったんだと思う。
休みまで頑張ったご褒美がこんな仕返しかと、神様は何を見てるんだと、気持ちはどんどん落ちてった。

年末年始はシーズン的に追加で嫌なことがある。

それは会合。

もともと会合というものが苦手なのに拍車をかけて強化されている今の会社の会合。

年始も当然会合ラッシュ。地獄だった。

人間、嫌な環境にずっといるとすり減って行くもので、それまで好きだったこと・楽しかったことも全然輝いて見えなくなってしまった。

仮に今の状態に耐えて耐え耐えて・・・

ものすごく大きな仕事が出来たとして、

それが社会人としては褒められることだったとして、

楽しい。良い。
そう思えるものが何も無くなってしまうなら、
何も感じなくなってしまうなら、
そんな称号いらない。
そんなの自分じゃない。

3月に辞めようと思い上司に伝えた。

ただ、今つらつらと書いている事って、人に伝えるのは本当に難しくて、ただ合わない、としか伝えられなかった。


当然引き止められた。

確かに何がやりたいか、次のアイデアが全くないまま辞めるのは少し怖かったから、転職活動を始めて、何かがつかめてから辞めることになった。

でも思った。

何も感じなくなってるいま、面白そうなものなんで見つからない。


そうこうしているうちにコロナの影響で在宅勤務になった。

会社に行かなくなって、人に合わなくなった分、少し楽になった。

そして5月が近づいてきた。
今の雇用形態は1年更新の契約社員。

4月中旬に送られてきた書類で、契約を更新しないと回答した。

つまり5月末で退社。


すぐに部長から連絡が来て、Web個人面談になった。

そこでもやはり、合わないということしか伝えられず、コロナ禍で求人も不安定だから一旦契約更新することになった。

そしてついに今日を迎えた。


こうして振り返ってみると、ここまでこの会社にいることなんで全く考えられなかったな。


よく頑張った。自分。


お疲れ様。自分。

メモがわり

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