メニューに従わないというスタンス

どーも。

たまたま入った飲食店で、外国人のお客さんと店員のやりとりが気になったんですよ。

お客さんは、メニューAのコレとBのコレを組み合わせたいと言うオーダーをしてたんだけど、店員はチェーン店のアルバイト的な人で、マニュアル通りに断ってた。

このやりとりについて、「ルールに従えよ」って、なんとなく煙たく思う人が多いんじゃないかな。

僕は「そんな考え方もあるのか」と感心の方が強かった。
日本人は良くも悪くも“物分りが良い”ので、決められたものを素直に受け取って従うことに何も違和感を覚えない気がする。

でもこれはある種“思考停止”しているんじゃないか。

自分も本当は(コレとコレがセットだったらなー…)と思うのにそれを言えない。だから自分の出来ないことを実践出来る人に嫉妬が生まれて、「(自分も我慢してるんだから)ルールに従えよ」と思うのでは。

そんなこんなで、ちょっと話が飛躍するけど、日本人は自分の考えをまとめて言葉にするのが苦手な気がする。
上手い人もいるけど、外国の人に比べたら圧倒的にスピーチなりプレゼンが下手な気がする。

これは小さい頃からの積み重ねの差で、外国のカリキュラムはレポートなりプレゼンといった自分の考えを形にする訓練が多いのに、日本は形式だった問題をひたすら解く訓練が多い。その差じゃないかな。(あくまでイメージね)

だから一般的な“型”から外れるということにアレルギー反応があって、そういう人を否定的に見てしまうのでは。

もちろん、研究の世界で賞を取る日本人もいるし、一概には言えないけど、“自分の考えを表現する”という分野においては劣ってるなと。

普段から考えてる人ほど、急に振られた話に的確に答えられるし、考えてない人は当たり障りない答えをしようとして、同じことを繰り返してるだけの薄っぺらい返事になる。

今はネットやSNSが浸透していて、個人ベースで色々と出来る時代だからこそ、思考停止して当たり障りなく会社の歯車になるのは勿体無い。

「まったく今時の若いもんは」でいいじゃん。今は今なんだから“今時”でいこうよ。

0コメント

  • 1000 / 1000